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No.1 STAP細胞

今回の論文
Stimulus-triggered fate conversion of somatic cells into pluripotency
Haruko Obokata, Teruhiko Wakayama, Yoshiki Sasai, Koji Kojima, Martin P. Vacanti, Hitoshi Niwa, Masayuki Yamato& Charles A. Vacanti
30 JANUARY 2014 | VOL 505 | NATURE | 641


簡単に言うと
弱酸性の溶液に漬けただけで分化した細胞をいろんな細胞に分化できる細胞に変換できますよという内容。

背景として
iPS細胞とかでてきて、人の細胞でも分化した細胞を未分化状態にできることが分かってきた。でも植物とかではもっと簡単に出来るし、人でももっと簡単に出来ないのかな?ということでやってみた。

具体的には、
血液中にあるCD45+細胞を集めて、弱酸性の溶液に漬けた後、ES細胞の培地に移すと、ES細胞に見られる特徴(形態、oct4の発現)がみられた。さらに詳細に調べてみると、他のES細胞特異的な遺伝子の発現やエピジェネティックなマーク(DNAのメチル化)もあった。STAP細胞をマウスに移植すると、テラトーマを形成しており、多能性があること(ただし、リプログラミングが不完全な細胞もいて、それをあらかじめ分離する必要がある)が確認できた。同様のことが他の細胞からもSTAP細胞が作れ、同様の性質があることが確認できた。さらにキメラマウスも作れin vivoで多分化能があることが示せた。確認できたES細胞との唯一の違いは、コロニーを作りにくいという点だったが、副腎皮質刺激ホルモンを培地に混ぜることで解決できた。

個人的には、
すごい発見だし、この事実をサポートする結果もほぼ完璧といってよいと思う。近年のiPS細胞の進化は目覚しく、これまでネックだった部分はかなり解消されてきたし、再生医療の中心になると思っていた。けどSTAP細胞はもっと簡単で早いし、今後の研究対象がiPS細胞からSTAP細胞に変わっていくと思う。再現性、ゲノムワイドなエピゲノム、トランスクリプトーム解析など、もっと詳細な研究は必要だろうけど。ただ、おそらくmuse細胞で見ていたものはSTAP細胞と同じの可能性が高いから、どの程度特許が認められるかという点も興味がある。STAP細胞に関してはどんな細胞かよりもどんな人が作ったかに焦点が当てられがちだけど、そこはどうでもよくね?と思

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テーマ:自然科学 - ジャンル:学問・文化・芸術

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