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No. 6スマホで水質検査

今回の論文
Detection and Spatial Mapping of Mercury Contamination in Water Samples Using a Smart-Phone
Qingshan Wei, Richie Nagi, Kayvon Sadeghi, Steve Feng, Eddie Yan, So Jung Ki, Romain Caire, Derek Tseng, and Aydogan Ozcan
ACS Nano, AOP


簡単に言うと、
スマホを使って水中の水銀を検出する装置を開発しましたという内容。

背景として、
水銀は人体(特に腎臓)に有毒な物質で、水中に溶け込んでいるかどうかを簡便に安価に検査できる必要がある。特に、水銀は体内に蓄積していくため、ごく微量でも検出できる技術が必要。そこで、金粒子とアプタマー(短い一本鎖DNA)で水銀イオンを発色させ、523nm(緑)と625nm(赤)の光をLEDで当てて、その色をスマホのカメラで検出する装置を作製したところ、3.5ppb(1ppb=1ug/Lくらい)レベルで検出できた。(WHOは飲み水として6ppb以下を推奨しており、検査には十分な感度)この装置を使ってカリフォルニアの50箇所の水源の水銀汚染マップも作製した。水銀汚染の検査にばっちりですよ。

具体的には、
装置を作ったというところは画像を見てください。原理としてはアプタマーと金粒子が結合しているときは赤い色をしているが、そこに水銀があるとアプタマーが外れて、青っぽい色に変わるというもの。この現象は水銀イオンでのみ見られ、他の重金属があっても結果に影響しない。カリフォルニアの水源を見ていくと、水銀濃度が海で高くなる傾向があった。

個人的には、
アプタマーの応用例として選んだ論文。私の専門とは全く違う内容で、正直に言うとしっかりと読んではいない。でも思ったより感度良く検出できるんだなあという印象。コストは安そうなので、もう少し感度が良くなれば国内の自治体とかでも使っていけるだろう。後は他の重金属も検出できると良いかな。
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テーマ:自然科学 - ジャンル:学問・文化・芸術

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