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元気な精子の秘密

情報元
ScienceShot: How to Make Speedy Sperm


子供が生まれてきたということは、何億という精子が競争し、それに勝ち抜いた、たった一つの精子が受精したということで、奇跡のような現象です。そういった意味では、皆さんも激しい生存競争を勝ち抜いたエリートなのです。では、皆さんが精子だった頃、なぜ勝ち残れたのでしょうか。それは、元気に動ける精子だったからです。精子の中には元気に泳ぎ回るものもいれば、ほとんど動かないものもいます。なぜ、このような差があるのでしょうか。
今回、この動きの差の秘密はプロタミンというタンパク質にあることが分かりました。プロタミンは基本的に精子や精巣にしかないタンパク質で、DNAをぎゅっとコンパクトにして細胞内に閉じ込めています。(精子以外ではヒストンというタンパク質がこの役割を担っているのですが、精子が作られる過程でプロタミンに一部を残して置き換わっていきます。)プロタミンにはプロタミン1とプロタミン2があるのですが、プロタミン2がプロタミン1と比較して少ないと、DNAが詰まった精子の頭の部分がコンパクトになり、動きがダイナミックになるそことが分かりました。
今回、精子の動きにプロタミンが重要であることがわかったため、精子のプロタミンのコントロールができるようになれば、不妊治療に役立つかもしれません。また、加齢に伴って精子の運動量が下がっていくという話もあるので、晩婚化による少子化対策にもなるかもしれません。

元の論文
Sexual selection on protamine and transition nuclear protein expression in mouse species
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テーマ:雑学・情報 - ジャンル:学問・文化・芸術

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