スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

これからのプラスチックはDNAで作る?

DNAと聞いて何を思いうかべますか?遺伝を担う物質とか、刑事もののドラマに出てくるDNA鑑定といったものを連想するのではないでしょうか。最近、DNAは生物医学分野だけでなく、本来の機能とはかけ離れた材料工学分野に注目が集まっています。その大きな理由は実はDNAにはπ電子というのがあり、電気伝導性を持たせて分子導線として利用することが可能ではないかと考えられているからです。

今回、固体状態のDNAの機械的特性について九大のチームが調べたそうです。DNAの膜を作ると、単にその中の水分の量を変えるだけで、その性質が調節できることが分かったのです。例えば乾いた状態ではガラスのような硬い状態なのに、湿らせるとゴムのようなある程度伸縮できる状態になったそうです。これはDNAの構造が水分量によって変化しているためだそうです。(専門的な話をすると、乾いたときはA型の密なDNA構造になるのに対し、湿るとB型になる。ちなみに生体内では基本的にB型の構造をとっている。)

プラスチックと違って、DNAなら天然にあって分解も容易だし、環境にもよいだろう。非常に水分によって変化するのはユニークな特性だけど、時と場合によっては使いにくいとも言える。良い使い方があったら、教えてください!

元の論文
Green solid films with tunable mechanical properties made from deoxyribonucleic acid
(この論文はオープンアクセスですね)
スポンサーサイト

テーマ:雑学・情報 - ジャンル:学問・文化・芸術

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。