スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

遺伝を支えるのはDNAだけじゃない!RNAがトラウマを子供に伝えている。

情報元
Sperm RNA carries marks of trauma

昨年、非常に興味深い現象が報告されました。オスのマウスのトラウマが子供や孫にも伝わっていくという現象です。不思議な話ですね。トラウマを受けてもDNAの配列(遺伝子)に変化はおきないはずなのに、トラウマ遺伝しているのですから。ということはトラウマを受けると、DNAの配列以外に何かしらの変化がおきているだろうと考えられます。しかし、どのような変化がおきるのでしょうか。

今回、著者らは精子の中のRNAに注目しました。RNAはDNAに良く似た別の物質で、細胞内ではDNAの情報をもとに作られます。精子の中にはRNAのなかでも短い、miRNAが非常に多く存在します。トラウマの有無でmiRNAに違いがあるかを調べてみたところ、ストレスとのかかわりがあるmiR-375など5つのmiRNAの異常発現が見つかり、その子孫にも同様の現象が見られました。さらにトラウマをもったマウスの精子からRNAを取り出し、正常なマウスの受精卵に入れたところ、抑うつ的な症状が見られたそうです。

面白い結果。ヒストンやDNAメチル化が無くなるのにどうやって遺伝するのかと不思議に思ってたけどRNAだったのか。トラウマは遺伝するから、みなさんももしトラウマがあるなら子供のためにも治しておきましょう。

元の論文
Implication of sperm RNAs in transgenerational inheritance of the effects of early trauma in mice
スポンサーサイト

テーマ:雑学・情報 - ジャンル:学問・文化・芸術

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。