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分子のお見合いで受精のなぞを解明!不妊治療の重要な糸口に。

情報元
Scientists find protein that unites sperm and egg

以前も少し書きましたが受精し、生命が誕生するというのは奇跡的で、神秘的な現象です。しかし、神秘的過ぎて不明な部分も非常に多いです。例えば、卵子と精子どうやってくっつくのでしょうか。精子にはizumo1というタンパク質(阪大の方が発見し、縁結びの神様で有名な出雲大社に因んで命名されています)が精子の表面に存在し、それが結合に重要であること分かっていました。しかし、卵子のどのタンパク質と結合するかは分かっていませんでした。

今回、その卵子側の相手が見つかりました。このタンパク質の名前はJuno(ユーノー)と名づけられました。由来はローマ神話に出てくる、結婚を守護する女神だそうです(詳しくはwikipediaでどうぞ)。方法としてはizumo1の分子をいくつも並べてそれと結合するタンパク質を探して言ったそうです。いわばizumo1にお見合いをさせたところ、Junoという赤い糸で結ばれたパートナーを見つけたわけです。このJunoが無くなると受精できなくなることも確認されました。また、Junoがizumo1と結合すると、他のJunoが急速に消え、一つの卵子に一つの精子しか結合できない理由となっているそうです。

今回の発見は、生物学的にも、医学的にも非常に重要です。不妊に悩んでいる方の中、もしかしたらJunoが原因の可能性があります。その場合、体外受精でも精子を一つだけ卵子の中に送り込む、intracytoplasmic sperm injectionという方法を試したほうが良いでしょう。


元の論文
Juno is the egg Izumo receptor and is essential for mammalian fertilization
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テーマ:雑学・情報 - ジャンル:学問・文化・芸術

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