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究極のアンチエイジングはドラキュラにあり!

情報元
Young Blood Renews Old Mice

年をとると、人間だれでも体が衰えていてきます。記憶力は低下し、筋肉は衰え、肌にハリもなくなっていきます。自分の体をもっと若い時のようにしたいと思う方も多いでしょう。このように加齢に対抗して若い体を手に入れようというのが、いわゆるアンチエイジングというものです。

今回、加齢によって衰えた脳の能力を取り戻す方法がマウスを使った実験で報告されました。それは若いマウスの血を、年老いたマウスに与えることです。今回の実験ではマウスにparabiosisという手術を施しました。これは2匹のマウスを外科手術によって無理やり1つの体にしてしまうという実にクレイジーな手法で、これにより、血液は2匹のマウスで共有されるわけです。年老いたマウスと若いマウスをparabiosisくっつけると、年老いたマウス同士をくっつけた場合よりも樹状突起の数が増え、シナプスの可塑性が上昇していました。これはマウスの脳が若い状態に近づいたということです。
次に、脳の能力に変化があるかを調べました。すると、若いマウスの血液を3週間にわたって投与され続けた老齢マウスの学習能力が高まることが確認されました。さらに、若いマウスの血を熱で変性させた場合では学習能力の上昇が見られませんでした。
最後にそのメカニズムを探るために、若いマウスとくっつけた際に上昇が見られたCrebというタンパク質に着目しました。CrebをドミナントネガティブによりCrebの活性を下げました。すると、このようなCrebの活性を下げた老齢マウスと若いマウスをparabiosisでくっつけても、樹状突起の数が増えることはなく、学習能力の向上も見られませんでした。

ドラキュラのように、若い生き血を吸うことで不死になるという怪物は世界各地で伝承されていますが、今回の結果を見ると意外と的を得ていたのかもしれません。美容産業は市場が大きいのでビジネスチャンスの予感!

近々GDF11というタンパク質が筋力の衰えから若返らせ、血管や嗅覚のニューロンの成長を促進しているという報告が出るようです。若返った脳の部分は今回調べた場所とは違う部分ですが、今回の結果を説明する重要な論文となるので、これについては後々書きます。

元の論文
Young blood reverses age-related impairments in cognitive function and synaptic plasticity in mice

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テーマ:雑学・情報 - ジャンル:学問・文化・芸術

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