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MERSの感染を防ぐ抗体が作製された

最近、中東でみられるMERSがアメリカで初めて確認されたという報道がありました。2003年ごろ話題になったSARS同様、MARSは新型のコロナウイルスが原因で、2〜15日の潜伏期を経て、重症の肺炎、下痢、腎障害等になり、死に至る場合もあります。現在のところ治療薬やワクチンもなく、予防と自分の免疫力を頼るしかないというのが現状です。

今回、MERSの感染を防ぐ効果のある抗体の作製に成功しました。MERSは人のDPP4という受容体を認識する糖たんぱく質を持っており、このたんぱく質の受容体との結合ドメインを認識する抗体を作製しました。今回はMERS-4、MERS-27と名付けられたモノクロ抗体の2種類を作製しました。いずれも認識部位は結合ドメイン内の別の部位になっていて、両方を一緒に使うと、非常にMERSの感染を防ぐ能力が高かったそうです。

今回は抗体による感染予防に成功しました。抗体の場合、予防薬とするにはコストがかかりすぎて現場で使うことは難しいかもしれません。MERSコロナウイルスを扱う人(研究者とかMERSの治療を行う医師とか)向けでもいいから頑張って実用化できるといいですね。

元の論文
Potent Neutralization of MERS-CoV by Human Neutralizing Monoclonal Antibodies to the Viral Spike Glycoprotein
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ポリオウイルスの蔓延にWHOが注意喚起

普段は論文と言う形で報告された情報を発信していますが、今回は特例と言うことで。

WHOがポリオウイルスの国際的に広がっているとの声明を5/5に発表しました。このような声明をWHOが発表するのは、2009年のH1N1インフルエンザの流行以来2回目です。

2012年からゆっくりとした広がりを見せていたのですが、今回、パキスタン、カメルーン、シリアからアフガニスタン、赤道ギニア、イラクへポリオが急速に広まったことを受けての宣言です。加えて、ポリオは通常、夏から秋へかけて流行し、現在は流行しにくい時期であるにも関わらず、蔓延しつつあると言う点も考慮されているようです。本格的に流行するのは5月か6月頃から、つまり今なのです。

ポリオは感染1-2週間後に発熱が見られ、その後体の麻痺がおき、最悪の場合呼吸不全等で死に至ります。ワクチンによる予防は有効ですが、感染してしまうと有効な治療法はありません。日本にはポリオワクチンを受けた人がほとんどですので、日本で蔓延するリスクは小さいと思います。しかし、現在ポリオが流行している地域へ行く予定のある人は十分に注意してください。最近でも、ワクチンを接種していても病気になる例がはしかで確認されています。ワクチンを受けたからと言って油断はしないほうが良いでしょう。既にポリオ感染者が確認されているのは、上記の国以外にはエチオピア、イスラエル、ソマリアおよびナイジェリアの一部です。

情報元
WHO statement on the meeting of the International Health Regulations Emergency Committee concerning the international spread of wild poliovirus

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