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αケトグルタル酸が寿命を延ばす

以前、グルコサミンをとることで寿命が延びる効果があるという記事を書きましたが、αケトグルタル酸にその原因があり、線虫では最大で70%寿命がのびたことが分かりました。

以前からマウスのような実験動物ではカロリー制限をすることで寿命が延びることが知られていました。そしてそのメカニズムを調べる研究が進んでいました。この研究チームはクエン酸回路の中間産物であるαケトグルタル酸と結合し、ミトコンドリアに存在するATP合成酵素を発見していました。今回、αケトグルタル酸がこのATP合成酵素を阻害していることを発見しました。これによりATPの量と酸素の消費量が減り、オートファジーをするようになりました。さらに、TORという加齢に関わるとされるタンパク質の下流のシグナルに関わっており、間接的に阻害していることも発見。最後に、カロリー制限を行うとαケトグルタル酸が増え、すでにカロリー制限を行っている動物ではαケトグルタル酸を与えても延命効果はありませんでした。

今回の発見がそのまま人にも適用できるかは不明です。サルなどの霊長類ではカロリー制限をしても効果はいまいちという報告があり、人がやっても効果はあまり期待できません。しかし、今回の発見はミトコンドリアの研究をしている人にとっては意外な結果でした。これまではカロリー制限をするとATPの合成を加速させようとする反応が起きるという報告があったのに、今回はATPの量が減ったと言う点です。もしかしたら、この辺が人とマウスのカロリー制限による延命効果の違いの原因かもしれませんし、αケトグルタル酸なら人でも寿命が延びるかもと思わせるところです。既に日本は高齢化がとまらないところまで来ていますが、皆さんは長生きしたいですか?

情報元
The metabolite α-ketoglutarate extends lifespan by inhibiting ATP synthase and TOR
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