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ホッキョクギツネの起源はチベットにあり

情報元
Origins of Arctic fox traced back to Tibet

地球の極というと、北極と南極があります。そして第3の極と呼ばれるのがヒマラヤ山脈近くにあるチベット高原です。今回、北極にいるキツネの先祖と思われるキツネの化石が遠く離れたチベット高原で見つかりました。

チベット高原は標高5000m前後くらいにある世界最大にして最高の高原です。ここで360-510万年前と思われるキツネの骨の化石が発掘されたました。これまでに確認されている20種のキツネのいずれとも一致しない新種のキツネで、Vulpes qiuzhudingと名付けられました。たいていのキツネは肉も草も食べるのですが、このキツネは非常に鋭い歯を持っていて、完全な肉食動物であったと考えられます。北極のような極地では植物がほとんど育たないため、ホッキョクグマやホッキョクギツネなど、いずれも完全な肉食で、この点でVulpes qiuzhudingとよく似ていました。ホッキョクギツネとよく似たキツネの化石が北極以外で見つかったのは初めてで、チベットにいたVulpes qiuzhudingが氷河期に北極にたどり着いたものと思われます。このキツネはケブカサイやユキヒョウなどと同様に、氷河期を生きたアイコン的な生物の例となりそうです。

ただし、現状ではホッキョクギツネがチベット由来であるという証拠は鋭い歯を持つ完全な肉食のキツネであることのみです。そのため、たまたま似たような進化を遂げただけではないかという批判もあります。チベットが第三の極なら、深海が第四の極といえるでしょうから、第四の極ではどんな生物が眠っているか楽しみです。発掘するのはすごく大変だろうけど。
640px-Arctic-fox.jpg
ホッキョクギツネの画像。かわいいけれど狂暴です。(画像はwikimediaより)

元の論文
Himalayan fossils of the oldest known pantherine establish ancient origin of big cats
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テーマ:雑学・情報 - ジャンル:学問・文化・芸術

運動すると腸内細菌にも良いらしい

情報元
Exercise is good for your gut bacteria, too

これまでに何度か腸内細菌について述べてきました。どんな腸内細菌がいるかは免疫系と深く関わっており、健康のためには重要なポイントです。ただ、問題はどうやったらそれをコントロールできるかです。

今回の実験ではプロラグビー選手と普通のそれほど運動をしていない人を比較しました。プロのラグビー選手ですから、当然運動量も多いし、食事も普通の人とは異なっています。両者を比較すると、プロラグビー選手は腸内細菌の多様性が増しており、特に健康に重要な最近が増えていました。また、その多様性はタンパク質の消費やクレアチンキナーゼと相関が見られました。

走ると肥満、糖尿病予防になるのはもちろん脳で神経細胞が増えることが知られていました。さらに腸内細菌叢にも良いということで、運動をしない理由はますますなくなっていきます。そうなるとどうやったら運動をする習慣が身に付くかが重要ですが、それが簡単ではないから困る。

元の論文
Exercise and associated dietary extremes impact on gut microbial diversity
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