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心を読む力は先天的?後天的?

今日はちょっといつもよりも科学っぽくない話を紹介します。
みなさんの周りには人の心(あるいは空気)を読めない人っていますか?なんでこんな発言(行動)をするのか理解できない人というのはいるもので、今は身の回りにいなくても過去に一度は出会ったことがあるのではないでしょうか。この人の心を読む力というのはどのようにして出来上がるのでしょうか。これまでもこの分野の研究がされており、字を読む読解能力のように学習していくものと主張する人と、生まれて間もない乳児でも人の心を読む能力があるのだから、先天的なものだと主張する人がいました。今回行動などから推測するような力は生まれつき備わっていて、言葉のような形で明確に表現されたことから理解する能力は言葉によって文化的に伝えられていくものだという提唱がされました。

今回は研究論文ではなく、Scienceに掲載された心理学のレビューです。内容は以下の通り。
・行動によるマインドリーディングの実験から考えるに、人間はマインドリーディングに使う脳機能というのは遺伝的に(先天的に)保有している。
・ただし、不明確なマインドリーディングは実行機能を必要としないことから、行動による不明確なマインドリーディングと言葉による明確なマインドリーディングのコントロールは違ったメカニズムである。
・そのような立場に(明確なマインドリーディングと不明確なマインドリーディングがあるという考え)立って考えると、これまでの実験から明確なマインドリーディングは文化的に受け継がれていくスキルである。

現在、日本では移民を受け入れるべきか否かという議論がされています。文化的に近い人であれば日本人と同じように空気を読めるでしょうが、全く異なる文化の人であれば、この能力は全く違います。そうなると、お互いの気持ちを理解することができず、衝突するという結果を招くでしょう。国際化だなんだと叫んでみても、やはり文化的な差に起因する違いは避けされません。個人的には日本の文化を捨てに西洋チックな文化に切り替えて衝突をさけるというのが正しいとは思わないし、単純に人が足りないから海外から受け入れるというのは安直すぎると思います。

元の論文
The cultural evolution of mind reading
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