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太っていると難産になりやすい理由

太っていると難産で帝王切開が必要になるケースが多くなるというデータがあります。それは脂肪で産道が狭くなっているというわけではなく、子宮の筋力が弱いため自然分娩が難しいのです。しかし、肥満の人の子宮の筋力が低下する理由が不明でした。今回、それがイオンチャネルのためということが分かりました。

イオンチャネルはイオンを細胞内外に出し入れするタンパク質です。このイオンチャネルによって電位差が生まれ、筋肉を動かす刺激となります。今回、hERGというカリウムイオンチャネルが子宮の筋肉に存在することが確認されました。このイオンチャネルが活性化することで、子宮の収縮が抑えられていることが明らかになりました。子宮の収縮が起きる際は、これに拮抗する阻害タンパク質が増え、結果としてhERGの活性が落ち、子宮の筋力の収縮がおきるというメカニズムであることが分かりました。太っていると阻害タンパク質が増えず、hERGの活性が落ちないために子宮の筋力が上がらないのだそうです。

なぜ、太ると阻害タンパク質が増えないのかは不明ですが、おそらくエピジェネティックな制御に異変が起きたものと思われます。歯周病があると早産の危険性が高いという話もそうだし、今回もそうだけど、出産には女の人の健康状態が非常に重要であることがわかります。

元の論文
Diminished hERG K+ channel activity facilitates strong human labour contractions but is dysregulated in obese women
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テーマ:雑学・情報 - ジャンル:学問・文化・芸術

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