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自分の目標を達成するにはどんなモチベーションを持つべきか

情報元
One type of motivation may be key to success

今日は心理学のお話。
私たちは、生きていく中で何かしらの目的や理由で、様々な行動をとります。例えば勉強するという行為。勉強する動機としては勉強が面白いと思うからなどの自分の中でゴールへたどり着こうとする意欲である内的動機と、先生にやることを強制されているからなどのゴールとは無関係な外的動機の2種類があります。これまでどちらのタイプの動機であってもゴールへたどり着くには効果的であるというデータがあるのですが、いずれも短期的なものばかりで、キャリアアップなどの目標達成までに長期間必要な場合はどうかは不明でした。

そこでアメリカの陸軍士官学校(アメリカの軍隊のエリートコースだから日本でいうところ防衛大学校のようなものかな?)の方たちを対象に毎年入ってくる人のモチベーションとその後のキャリアを調べました。その量は実に14年かけて約1万人分です。ここでは毎年約1300人の人が入隊するにも関わらず、卒業するのは1000人程度で、5年後も軍の幹部としてのキャリアを続ける人はさらに減り、その後は幹部として残れる人はわずかになります。モチベーションの測定はアンケートによるもので、基本的に幾つか質問項目があり、どのくらいあてはまるかを数字の選択肢から選ぶというものです。例えば軍の幹部になりたいと思っているかとか、親が行けと言っていたかなどです。

結果としては内的動機が重要でした。他の要因(人種、宗教、学校の成績など)を考慮しても、内的動機がメインの人は平均よりも20%ほど卒業できる割合が高かったそうです。良い職に就きたいなどの外的動機が強い人だけでなく、内的動機と外的動機の両方がある人でも卒業できる人は減るそうです。また、その後も内的動機と外的動機の両方がある人は内的動機がメインの人よりも、卒業後軍人としてキャリアを続ける人は10%ほど減り、その後幹部になれる人も20%ほど減ったそうです。

今回の結果から、内的動機は非常に強い原動力であるものの、外的動機(給料が良いなど)の気持ちがあると効果がなくなってしまうという弱さもあります。高い目標ほど得られる利益が多くなり、外的動機が多くなりがちだから難しい。研究者の場合なら教授とかになって社会的地位を得たいという気持ちよりも、純粋になぜ?とか科学って楽しい!と思えなければやっていけないということですね。

元の論文
Multiple types of motives don't multiply the motivation of West Point cadets
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テーマ:雑学・情報 - ジャンル:学問・文化・芸術

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