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腸内細菌叢には性差がある

これまでに何度か紹介したことがありますが、腸内細菌は人の免疫システムに非常に重要な役割を担っています。腸内細菌叢は人によって、細菌の数や多様性などが大きく異なっています。これはもちろん食事は大きく腸内細菌叢に影響を与え、食事によって腸内細菌をコントロールして治せる病気があると考えられます。しかし、本当に食事による効果は一般的なものなのか、それとも人の性別などの遺伝子型による影響もあるのかは不明でした。今回、食事だけでなく、性別による差もあるということが明らかになりました。

今回は野生の魚、実験用の魚とマウス、さらに人を対象に調べました。まず野生の魚を対象に腸内細菌を調べました。腸内細菌叢は個体差のですが、食事の内容が腸内細菌叢に大きく影響していることが確認できました。それと同時に、性別によって差が見られました。人でも同様です。さらに実験マウスなどを用いて食事をきっちりと管理した上で腸内細菌叢をしらべてみましたが、やはり性差が見られました。

腸内細菌は免疫系だけでなく、ホルモンの制御などにも影響しており、性別による免疫力やホルモンの差をコントロールするのに間接的に関わっているのかもしれません。なぜ性別がマイクロバイオームに影響するのかは不明です。性染色体に鍵が隠されているのでしょうか。いずれにせよ、マイクロバイオームを介した食事療法を行う場合、性別というのは重要であり、誰でもこれを食べればオッケーというのは難しいかもしれません。

元の論文
Individual diet has sex-dependent effects on vertebrate gut microbiota
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テーマ:自然科学 - ジャンル:学問・文化・芸術

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