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2014年ノーベル賞まとめ(科学系のみ)

最近忙しくて更新できませんでした。
ご存知かと思いますが、今週ノーベル医学生理学賞、化学賞、物理学賞が発表されました。

受賞者とその研究内容は以下の通り。
物理学賞
Isamu Akasaki(1929年日本生まれ、現在名城大学所属), Hiroshi Amano(1960年日本生まれ、現在名古屋大学所属) and Shuji Nakamura(1954年日本生まれ、現在UCSB所属)
明るく、省エネな白色光源となりうる効率的な青色発光ダイオードの発明に対して

LEDは消費エネルギーが少ないにもかかわらず、非常に明るいという特性を持ちます。そのため光の3原色のLEDを作れば、様々な場面で使用可能です。昔は青色のLEDを作れなかったのですが、この3者の働きによって青色LEDの開発に成功し、現在ではPCやスマホをはじめ様々な場面で使われ、私たちのライフスタイルを大きく変えました。この受賞者の中の中村先生は青色LEDの特許をめぐる裁判で非常に有名です。ちなみにこのような実用できな物の開発にノーベル賞が送られることは結構珍しいです。

化学賞
Eric Betzig1960年アメリカ生まれ、現在ハワード・ヒューズ医学研究所所属), Stefan W. Hell (1962年ルーマニア生まれ、現在マックスプランク研究所所属)and William E. Moerner(1953年生まれ、現在スタンフォード大学所属)
高分解能蛍光顕微鏡の開発に対して

これまで、顕微鏡は非常に多くの革新的な情報を与えてきました。顕微鏡が無ければ細胞や細菌を見つけることは出来ず、現在の医学・生物学はありえなかったでしょう。顕微鏡でどのくらい細かく見えるかは光源の波長によって決まります。例えば400nmの可視光を使えば、近接場なら200nmまで観察できますが、それ以上細かいものは電子顕微鏡など出なければ見れません。しかしながら電子顕微鏡はエネルギーが高く、生体試料を観察するにはエネルギーが高すぎて細胞にダメージを与えてしまいます。今回の受賞者たちは物理的な限界を打ち破って数十nmの分解能で蛍光物質を検出できる高分解能の顕微鏡(顕微鏡が"micro"scopyであることから、このような高分解能顕微鏡は"nano"scopyと呼ばれたりもする)を開発しました。開発に成功したのは割りと最近(多分10年たってない)で、受賞まではかなり早いほうだと思います。

医学生理学賞
John O'Keefe(1939年ニューヨーク生まれ、現在イギリスUCL所属), May-Britt Moser(1963年ノルウェー生まれ、現在 Centre for Neural Computation所属) and Edvard I. Moser(1962年ノルウェー生まれ、現在カブリ研究所所属)
脳内の位置情報をつかさどる細胞の発見に対して

今回の受賞者たちは脳内のGPS細胞と形容される細胞を発見しました。John O'Keefeは海馬にあるplace細胞を、Moser夫妻は嗅内皮質にあるgrid細胞を見つけました(*注:place, grid細胞というのは正式名称ではありません)。私たちはこの2種類の細胞のおかげで自分の位置を追跡できるのです。

肖像権的な問題に抵触するとまずいので画像は載せませんが、情報元のノーベル財団のホームページで受賞者のご尊顔も見れます。それにしても、毎年ノーベル賞発表時期前になると各社から予想も発表されますが全く当たらないものですね。

情報元
Nobelprize.org
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