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時差ボケする腸内細菌

体内時計が狂うことで起きる時差ボケ。海外に行ったときはしんどい現象です。もしかしたらしんどいのは私たちだけでなく、おなかの中の腸内細菌も同じかもしれません。今回、時差ボケすると腸内細菌の構成が変化し、代謝に影響を与えているという報告がありました。

体内時計は人に限らず、細菌も含めた多くの生物で備わった機能です。哺乳類の体内には腸内細菌などが存在していますが、ホストと腸内細菌の体内時計の関係というのは不明でした。今回の研究ではイスラエルのチームがホストであるマウスの食事のタイミングによって腸内細菌の量が変動することを示しました。しかしながら、遺伝的にマウスの体内時計を破壊したり、8時間ほどシフトさせると、腸内細菌のリズミカルな変動が消え、さらにその構成も変化していました。
次に時差ボケ状態とそうでない普通のマウスに高脂肪食を与えました。時差ボケマウスは普通のマウスよりも、体重が増えやすく、肥満の疑いが強くなっていました。人の場合、時差ボケするくらいの長距離移動の前後を比較してみると、フィルミクテス門というメタボにかかわるとされる細菌が増えていました。

ホストの時差ボケによって腸内細菌の構成に影響を与えていることが判明しました。食事のタイミングをコントロールすることで、時差ボケを解消できたり、最小限にとどめることができると言われていますが、食事のタイミングによって腸内細菌の構成が変化していることとのかかわりもあるのかもしれません。もしかしたら腸内細菌がホストの体内時計をコントロールしているというところもあるのかもしれません。

元の論文
Transkingdom Control of Microbiota Diurnal Oscillations Promotes Metabolic Homeostasis
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テーマ:雑学・情報 - ジャンル:学問・文化・芸術

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