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恐怖!脳の活動を低下させるウイルス

現在、世界的にエボラウイルスが流行中です。エボラは割合早い段階から症状が出てきて、出た場合は非常に重篤な症状が出やすく危険な感染症です。一方で、感染したことに気づかないようなウイルスの感染も怖いもの。今回、感染しても病気のような症状は何も出ないけど、脳の活動を下げるウイルスが存在しているということが明らかになりました。しかも、藻類のようにヒトから大きくかけ離れたものにも感染するウイルスとのことです。

今回のウイルスはATCV-1というもの。数年前に初めて人の脳内に存在することが確認されたウイルスです。ただし、このときには生きているときからいたものなのか、死んでから感染したものかというのは不明でした。今回精神疾患のある生きている患者ののどから発見されました。もともとは精神疾患に関わる病原菌を調べていて、データベースから調べてみたところ、通常なら川などにいる藻類に感染するATCV-1を見つけました。
もとは精神疾患のある人から見つかりましたが、健康な人ではどうか調べたところ、実に43%の人が感染していることが分かりました。さらに驚くべきことは感染しているひとは映像処理を必要とするテスト(例えば数字がランダムに散らばっていて、1から順番に線を引いてつなげていくなど)では10%ほど成績が下がったそうです。影響はそれほど大きいわけではありませんが、有意な差がありました。ちなみに映像処理能力に影響を及ぼしそうな因子(喫煙、学力、収入、性別、出身地、人種)では有意な差は無かったそうです。さらにこのウイルスの感染と映像処理能力の因果関係を調べるために、このウイルスに感染したあるいは感染していない藻類をマウスの口に注入しました。すると、脳の海馬の遺伝子発現に変動が起きており、認知機能の低下も確認されました。

藻類とヒトでは生理学的に大きく異なるのですが、どちらにも感染できるとなると広宿主性がすごいです。影響はあまり大きくないとはいえ、実は私たちが知らないだけでこのようなウイルスや細菌がいるかもしれないと思うと怖いです。でもそれなら脳の活動を促進するウイルスとかがいても良いんじゃないかとポジティブシンキングをしてみる。

元の論文
Chlorovirus ATCV-1 is part of the human oropharyngeal virome and is associated with changes in cognitive functions in humans and mice
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テーマ:海外ニュース - ジャンル:ニュース

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