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アロマキャンセリング

情報元
Heard of noise canceling? How about stink canceling?

皆さんは音楽を聴くでしょうか。近年、携帯音楽機器として一般的なのはiPodやウォークマンでしょう。どちらも音楽を聴く装置という点で似たようなものですが、両者を分ける機能上の大きな違いはノイズキャンセリングの有無です。これは音のような波は位相が逆の音があると打ち消されることを利用し、周囲のノイズの逆位相の音を混ぜることでノイズを低減し、聞きたい音楽の音を聞くというものです。これがなかなか優秀で、雨音程度のノイズなら全く聞こえなくなるし、電車の中ではノイズは消えないけれど、かなりノイズが低減され、音楽が聞き取りやすくなります(状況によってはこの優秀さがあだになる場合もあります。屋外にいるときに車の接近に気づきにくくなるなどです。使用状況には注意。)。ソニーは音にこだわっているようで、現行のウォークマンは一部のモデルを除いてノイズキャンセリング機能を搭載しています。念のためいっておきますが、私はソニーの社員でもないし、ウォークマンの宣伝をするつもりもありません。(気に入ってるのは認めます。)
さて、日ごろ生活していると、ノイズのように感知したくなくても感知してしまう刺激というのは少なくありません。その一つがにおいではないでしょうか。今回、そんなにおいのキャンセリングに関する理論が発表されました。

身近にあるにおいを感知しなくするためのものとしては、消臭剤のようににおいの成分を吸収するものです。今回の理論はそれとは違い、ノイズキャンセリングのように匂いを持ってにおいをキャンセルするというものです。最近、においは人にどのようにして感知されるかという数学的なモデルが発表され、それに伴い特定のにおいに対する反対のにおいというのが分かってきました。今回、38種類の化合物を調合することで、ドリアンのようにきついにおいを効果的にキャンセルする「ホワイトアロマ」(注1)を作り出すことができるという理論です。

現在のところ、ホワイトアロマを実際に作られてはおらず、ノイズキャンセリングのようにすばやくにおいを消すことは出来ようになるのはまだまだ先の話です。でもこのような研究が進めば、消臭剤は良いにおいも臭いにおいも吸収してしまうのに対し、アロマキャンセリングがなら嗅ぎたいにおいだけ嗅げるようになるものと思われます。

元の論文
Olfactory Signals and Systems

(注1) 情報元の記事ではwhite smellとなっていましたが、smellよりもアロマのほうが外来語として定着しているため、ここではアロマという言葉にしました。単語の意味としてはaromaは良いにおいを、smellは臭いかどうか関係なく使われ、文脈と照らし合わせるとsmellのほうがたぶん正しいです。
(注2) この記事のタイトルも言葉としての定着度合いを鑑みてアロマキャンセリングとしましたが、通常良いにおいを消すために使うよりも臭いにおいを消すために使うことが想定されます。そのため情報元の記事では不快なにおいをさすstink cancellingという言葉が使われており、単語の意味と使用目的を考えるとstinkやsmellのほうが正しいと思われます。
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