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アルコールの消費と進化

みなさんはお酒を飲むでしょうか。お酒は普通の食事と違って好き嫌いだけでなく、遺伝的に飲める飲めないという要因があります。人が進化をする過程でエタノールを消化する能力を得たわけですが、いつごろ得たのでしょうか。今回、この能力を獲得したのは約1000万年であるという報告がありました。

エタノールを消化するキーとなる酵素がアルコール脱水素酵素のADH4という遺伝子です。霊長類はすべてこの遺伝子を持っていますが、効果的に消化できなかったりして、すべての生物がアルコールの消化をできるわけではありません。そのためADH4を獲得した時期と実際にお酒を消化できるようになった時期というのは異なっていると考えられるのです。

今回、その時期を探るため、19種類の霊長類のADH4遺伝子のDNA配列を読み取りました。その配列を元に霊長類の歴史と共にADH4遺伝子の変遷を探り、さらに各時代のADH4タンパク質を作って消化能力を調べていきました。すると5000万年前までのADH4はほとんどエタノールを消化する能力はありませんでしたが、1000万年前ごろから効果的にエタノールを消化するADH4が現れてきたそうです。

ちなみにこのころは人、チンパンジー、ゴリラの共通の祖先がいたころで、地球の気温が下がり、食事変化した時期なんだそうです。お酒は飲んでも飲まれるな!お酒はほどほどに。

元の論文
Hominids adapted to metabolize ethanol long before human-directed fermentation
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テーマ:自然科学 - ジャンル:学問・文化・芸術

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