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脳の損傷を直す細胞

人の幹細胞を使い、放射線によって損傷を受けた脳を修復することに成功しました。

がん治療には様々な方法がありますが、その一つに放射線治療があります。これは重粒子線などでガンを死滅させる方法です。もちろん正常な細胞へのダメージを極力減らすように工夫はしていますが、なくすことは難しいです。そのため、脳腫瘍の治療に放射線治療を行った場合、記憶力、注意力、学習能力に障害が見られます。特にミエリン(髄鞘とも呼ばれ、脳の電気信号の伝達を速める)がなくなってしまうことが原因になります。今回はオリゴデンドロサイト(ミエリンの形成にかかわる細胞)の前駆体細胞をES細胞から作製しました。その細胞を放射線によって損傷を与えたラットの脳に注入しました。すると、前駆体はオリゴデンドロサイトとなり、ミエリン(髄鞘)を再形成するようになりました。細胞を注入されなかったラットよりも、学習能力が高くなり、損傷を受けていないラットと同等まで回復したそうです。

この結果は放射線治療によって脳腫瘍が治った人にとっては有益になりそうです。注入した細胞が脳のパーツとなった点は基礎生物学的にも重要になるのではないでしょうか。

元の論文
Human Embryonic Stem Cell-Derived Oligodendrocyte Progenitors Remyelinate the Brain and Rescue Behavioral Deficits following Radiation
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新たな素粒子が発見される

プロトン間の高エネルギー衝突により、新たに2つの素粒子が見つかりました。

新たに見つかった素粒子はΞ′b− and Ξ*b−と名付けられました。これは大型ハドロン衝突器のLHCb実験チームが発見しました。陽子同様、この粒子は3つのクオークよりなっているのですが、この粒子は陽子よりも約6倍の質量をもつボトムクォークを含んでいます。標準的なモデルとしっかり一致するのですが、クオークの組み合わせが見つかっていないものでした。

このような粒子の性質について調べていけば、陽子と中性子を繋ぐ核力の正体をつかむのに役立つと思われます。

元の論文
Observation of Two New Ξ−b Baryon Resonances
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