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子癇の簡単な検査方法が開発される

情報元
Proteins and a pregnancy woe

妊婦や産婦人科医が恐れる病気に子癇という病気があります。これは妊婦が異常な高血圧になってしまい、意識障害が起きたり、死に至ることもあります。妊婦の5~10%は子癇にかかると言い、毎年世界中で妊婦が約76000人亡くなっているそうです。なぜ、産婦人科医が恐れる病気なのかというと、子癇という病気はなぜ起きるのか、どうやったら防げるのかが不明なため、医者もどうしようもない病気だからです。血圧をチェックしていても予期できないそうです。今回、その子癇ではタンパク質のミスフォールディングが起きており、簡単な尿検査で予期できるということが分かりました。

ミスフォールディングとは本来タンパク質がとるべき構造がとれず、おかしな構造をとってしまうこと。通常なら、たくさんあるタンパク質のごく一部がミスフォールディングを起こしても他のタンパク質が働くため、特に問題はありません。しかし狂牛病やアルツハイマーなどに代表される病気では周りのタンパク質もミスフォールドさせてしまい、塊をつくったりしてしまうのです。今回は尿にコンゴーレッドと呼ばれる色素を加えました。コンゴーレッドはタンパク質の塊を赤く染め、小さいものは染めません。結果、子癇患者の尿は赤く染まるのに対し、健康な人の尿は染まりませんでした。ミスフォールディングによって塊を作っているタンパク質は複数あり、その中にはアルツハイマーに関わるアミロイド系のタンパク質も含まれていました。

子癇患者で見られる尿中のタンパク質のミスフォールディングは結果であり、原因はまた別にあるものと考えられます。正確度は80%以上で、非常に簡単な方法なので、尿のコンゴーレッド染色はこれから一般的な検査になっていくと思います。とはいえ原因もまだ良く分かっていませんし、なかなか研究を行うのもやっかいそうな病気です。

元の論文
Protein misfolding, congophilia, oligomerization, and defective amyloid processing in preeclampsia
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テーマ:海外ニュース - ジャンル:ニュース

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