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本当に賢い生き物はなに?

情報元
Crows defeat 5-year-olds in test of wits

イソップ物語の中にからすと水差しというのがあるをご存知でしょうか。水差しの中に少しの水が入っており、カラスはそのままではくちばしが届かず水が飲めません。そこで様々な工夫の上、中に小石を入れていき、水位を上げて飲むという物語で、転じて難しい事も、あきらめずに頑張れば、成功するという教えです。イソップ物語の作者アイソーポスは紀元前の人で、昔からカラスは頭が良いことでも知られていたことが分かります。実際にはカラスは水差し話よりももっと複雑なタスクもこなせ、5歳児以上の知能を持っていることが確認されました。

今回は原因と結果の因果関係を認識する能力について調べました。カラスと水差しのような状況では、石を入れることで水位が上がるというというのは自明のことで、原因と結果の因果関係の認識能力はさほど要しません。そこで、今回のU字型のチューブを使いました。U字型チューブの端と端のあいだの部分は隠してあるので、2つの端がつながっており、一方の端から石を入れてももう一方の端の水位が上がることは分からないようになっています。この実験をあらかじめI字型チューブに小石を入れる訓練をつんだカラスで行いました。そしてカラスはこのU字型チューブタスクもこなすことが出来ました。このように因果関係が不明瞭なものの関係性を推測するようなタスクは人間なら4-5歳くらいにならないとこなせません。つまりカラスは因果関係を推測する力は少なくとも5歳児くらいはあるということでした。

特に進化の話をするときに、人間が一番高等で頭がよいという前提で話をしている人を見かけます。しかし、いずれの生物も同様にしているのだから人間が一番高等であるという考えは正しくないと考える人もいます。また知能という面で見ても、からす以外にも賢い動物はいて、最近もチンパンジーは人間よりもゲーム理論の理解は優れているという報告がありました。我々は巨人たちの肩に乗っているから賢いと思っているけれど、地頭が最も良いというわけではないのかもしれません。

元の論文
Modifications to the Aesop's Fable Paradigm Change New Caledonian Crow Performances
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テーマ:雑学・情報 - ジャンル:学問・文化・芸術

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