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寝ずに育つトマト

寝る子は育つなんて言葉があるように、夜の間しっかり休むことが大切です。特に夜寝ている間は成長しやすいんだそうで、逆に夜寝なかったり、明るい中で寝ると体に良くない影響があるとか。(詳しくは失念しました)夜が必要なのは植物も同じで、例えば栽培に使う種類のトマトは、24時間人工照明を当てると、葉の損傷を起こし、被害を受けることが多いのです。しかし、トマトが生長するためには、光を浴びて光合成を行うことが必要で、光の照射時間がトマトの収量を増やせない原因の一つよなっています。今回、24時間光を照射をしても大丈夫なトマトの遺伝子が見つかり、収量が上がることが報告されました。

トマトの照射時間と生育の関係に関する研究は昔から行われていて、栽培に使われないトマトの中には24時間照射しても大丈夫なトマトがいることが確認されていました。今回、そのようなトマトがなぜ光に耐性があるのか調べました。そしてCAB-13という、光合成の光の補足に関わる遺伝子に原因があり、24時間照射に耐性がある株は高い発現が確認されました。さらに栽培種のトマトにCAB-13を導入したところ、24時間照射に耐性があり、収量が約20%増えたそうです。

今回の研究で、高収率のトマトができるようになると期待できます。特にゲノム上の一箇所で決まっているとあって、品種改良も比較的容易ではないでしょうか。趣味でガーデニングをしていて、野外で育てている場合夜は暗くなってしまい、あまりメリットは無いかもしれませんが、室内できっちりと管理された水耕栽培を行っているようなトマト農家の方にはうれしい話でしょう。ところで、トマトに体内時計って無いのでしょうか。24時間光を照射しても大丈夫なトマトは果たして時計遺伝子が存在しないのか、それとも光以外の刺激を元に調整しているのでしょうか。 

元の論文
A single locus confers tolerance to continuous light and allows substantial yield increase in tomato
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テーマ:自然科学 - ジャンル:学問・文化・芸術

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