スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

太古の虫が地球を変えた

情報元
Ancient worms may have saved Earth

カンブリア期が始まった5億6千万年前、多細胞生物というのが地球史で始めて出てきたころだと言われています。多細胞生物が生きるには適切な量の酸素が必要です。どうして適切な量が維持できたのでしょうか。今回、著者らは海底にすむ芋虫のような生物が一定に保っていてくれたのではという報告を出してきました。

著者らはこれまでに海底の岩から得たデータがあって、その解釈に悩んでいたそうです。実はカンブリア期が始まって3000万年前ごろから酸素の量が減っているということを示唆する結果が得られていたのです。今回の研究ではモデルとしては芋虫のような生物がカンブリア期の初期に地球の化合物の組成を変える複雑なイベントを行っていたというもので、以下のようなものです。海底の堆積物にはバクテリアがすんでいる(バクテリアは酸素が必要なため表面付近にいる)ー>芋虫のような生物が動くことでバクテリアが舞い上がるー>バクテリアが酸素やリン酸を溜め込むー>バクテリアが再度落ちてくることで海水の中のリン酸が減るー>藻類がリン酸が得られず、成長できないー>光合成できる量が減るー>酸素が減るー>芋虫のような生物の数が減ったり活動が低下するー>酸素が増えるというサイクルだそうです。つまりカンブリア期が始まって3000万年後に酸素の量が減っていたのはその生物が活発に活動していたということで、その後この生物が活動を弱めることで酸素の量を一定に保ち、酸素のリザーバーとして働いていたのではというものです。

本当に芋虫のような生物かは不明ですが、堆積物を撹拌する生物を想定しています。愛は地球を救うをテーマにしたテレビ番組がありますが、世界的な二酸化炭素の上昇から地球を救うのは愛ではなくこんな生物なのかもしれません。

元の論文
Stabilization of the coupled oxygen and phosphorus cycles by the evolution of bioturbation
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。