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子供が計算に指を使う理由

これをみてる皆さんはおそらく簡単な一桁くらいの足し算の計算なら指などを使わなくても頭の中で計算することができるかと思います。しかし、子供の場合は指などを使って数えなければちゃんと計算できなかったりします。実は海馬によってその原因を説明できるとともに、子供がなぜいろんなものを学んでいけるのかが説明できるかもしれません。

今回の実験では7-9歳の子供に簡単な計算をさせ、計算の仕方をカウント、記憶によるもの、その他に分類しました。その一年後に再度簡単な計算をさせました。傾向として、年を取った方が、指を使ったりしなくなり、頭の中だけで計算を処理していました。さらにfMRIで脳内の活性を調べてみると、年を取った時の方が海馬での活性が上昇していました。逆に、前前頭骨などのカウントに関する部分の活性は減っており、異なる神経回路を使っていると考えられます。興味深いことに 海馬の活性の上昇が見られたものの、シグナル強度自体が重要というわけではなく、シグナルが強いからと言って算数の成績が良いわけではありませんでした。どうやら脳の他の部分、特に長期記憶にかかわる新皮質の活性が重要のようでした。海馬と新皮質の間のつながりが強いほど多くの記憶を必要とする計算問題に答えられるという結果でした。

今回は算数の計算の仕方が年と共に変化するということが示されましたが、他の学習でも同様に年齢と共に考え方が変化している可能性があり、それが子供がいろいろなことを覚えられることと結びついているのかもしれません。実際のところ海馬と新皮質ではどのような情報が行き来しているのかなども興味深いところです。

元の論文
Hippocampal-neocortical functional reorganization underlies children's cognitive development
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テーマ:雑学・情報 - ジャンル:学問・文化・芸術

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