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人の成長がゆっくりなのは脳のせい

情報元
Why do humans grow up so slowly? Blame the brain

日本では20歳未満は子供とみなされ、飲酒などが制限されます。何歳から大人とみなされるかは国や時代によって違います。考えてみると20年という時間は非常に長く、子供でいる期間が非常に長いです。一方で他の哺乳類はもっと早く、生まれてすぐに歩き出せたりします。チンパンジーなど霊長類と比べても人の子供の期間は長く、成長がゆっくりであると言えます。今回、この理由が脳の発達にエネルギーを使われるからだということが示されました。

以前から脳にエネルギーの大半(44~87%)が奪われてしまうために、人間の体の成長はゆっくりなのではと言われてきましたが、それを証明できていませんでした。今回の研究では主に過去のデータを使っており、1987年の乳児36人と三十歳の時のPETとMRIのデータをもとに脳のグルコースの消費量を見積もりました。次に脳の消費量の分布を調べるために4.5歳から大人まで幅広い人の脳の大きさとグルコースの消費量を比較しました。さらに歳と、体のサイズと脳のグルコースの消費量の関係を結びつけるために、1978年に収集された1000人分の、生まれてから大人になるまでの脳と体の重さのデータを比較しました。その結果として脳の大きさと成長の速度にはトレードオフの関係がありました。例えばもっとも脳でのエネルギーの消費が激しいのは4.5~5歳児の時で、体重が一番増加しにくい時と一致していました。

体の成長がゆっくりな人のほうが脳が大きくなる傾向があるかもしれません。今後は他の動物でもこのようなトレードオフの関係があるのか、そしてそれをコントロールできるのかというのが問題になってくるのではないでしょうか。

元の論文
Metabolic costs and evolutionary implications of human brain development
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テーマ:雑学・情報 - ジャンル:学問・文化・芸術

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