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人間の体に住むバクテリアは抗生物質の宝庫

これまで、抗生物質は多くに人の命を救ってきました。しかし、耐性菌の出現などもあり、新しい抗生物質の需要は常にあります。新しい抗生物質を見つけ、製造するというのはなかなか難しいものです。今回、体に住む菌類のDNAを調べたところ、抗生物質を作るのにかかわると思われる遺伝子が大量に見つかりました。

今回は既知の薬として働く物質を作るのにかかわる遺伝子を見つける機械学習アルゴリズムを作りました。このアルゴリズムをヒトマイクバイオームプロジェクトのデータに適用し、候補遺伝子3,118個を見つけました。その中には現在臨床研究段階にあるチオペプチドと呼ばれるクラスの抗生物質にかかわる遺伝子が多く存在していました。今回見つかったチオペプチドの中で、膣内に存在するバクテリアが多く有するラクトシリンという化合物に、抗生物質としての作用があることが判明しました。

どんな生物であっても他の生物に対して対抗する手段を持ちます。その方法の一つとして抗生物質を合成していてもなんら不思議はありません。世界中の極地に住む生物がもつ特殊な酵素を探す人がいるように、抗生物質を生産するバクテリアを探すのも良い手かもしれません。人の体だけでなく、他の生物の体に住む菌はたくさんいますし、抗生物質を生産しているかもしれません。

元の論文
A Systematic Analysis of Biosynthetic Gene Clusters in the Human Microbiome Reveals a Common Family of Antibiotics
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