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思考で遺伝子制御

先日人の思考を機械で伝え、他の人を動かす研究に関する論文を紹介しました。今回、思考によって遺伝子制御をする方法についての紹介したいと思います。

近年、合成生物学と呼ばれる分野が発展しつつあります。これは、今までになかった特徴を持ったタンパク質や場合によっては生物を生み出す研究分野です。この分野特にでは、光、ガス、電波のような刺激に応答する遺伝子スイッチの設計が著しく進歩しています。一方、サイバネティクスの分野では、先日紹介した話のような脳コンピューターインターフェースによる脳波の処理によって他の物を動かすヒューマンマシンインターフェースが開発されています。

今回、、近赤外光が当たると ​SEAP (​secreted alkaline phosphatase)という遺伝子を活性化するように作られた細胞を含む移植材料を作りました。この遺伝子の活性化によって、タンパク質が産生されます。この研究では、無線でスイッチを入れることができるLED素子を細胞と共にマウスに移植しました。この無線制御システムは、人に脳波を読み取る脳コンピューターインターフェースを付けて、その人が精神を集中すること、移植されたLEDのスイッチのオンオフができます。これにより、人の精神状態によってマウスにおける特定の遺伝子の発現の制御に成功しました。

今のところこの装置は、臨床応用からは程遠いですが、いわゆる光遺伝学的デバイスの利用に用いることができます。また、このような研究が進むことで、精神的な苦痛を感じた時に、ストレスを緩和する薬を放出するという装置を作れば、ストレスの少ない生活というのも可能になるのかもしれません。

元の論文
Mind-controlled transgene expression by a wireless-powered optogenetic designer cell implant
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テーマ:テクノロジー・科学ニュース - ジャンル:ニュース

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