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脳の大きさを決める8つの遺伝子

人間は考える葦であるなんて言うように、頭を使うことは人間の大きな特徴というえます。生物種間で比較した場合、必ずしも脳が大きければ知能が高いとはかぎらないですが、人間同士で比較した場合、特定の脳の分野が大きいほど、その分野が担う機能が優れている傾向にあります。したがって、脳のどの部分が何によって大きさが変わるかというのは興味深い点であると言えます。今回300以上の研究者のコラボによって行われたENIGMAプロジェクトの報告がありました。これは30000人以上の人の脳をMRIで撮影するとともに、SNPs等の遺伝的バリエーションなどとの関係を調べたものです。

今回は特に海馬(記憶にかかわる領域)、尾状核(深く考えなくても自転車に乗れるなどの自発運動のコントロール)、被殻(走るなどの考えて動く時に働く)に注目しました。結果として、海馬に影響を与える既知のSNPsに加え、脳のの縮小に関わるSNPsが合計8つ見つかり、特に被殻は影響を受けやすかったそうです。このような遺伝的な変異により、脳の体積にして約1.5%ほどの影響が出ることがわかりました。特にKTN1という遺伝子のバリエーションの影響が多いそうです。

今回見つかった遺伝子のは神経の発生にかかわるものが多いということもわかっています。もちろん特定の変異を持っているからと言って、能力的な優劣をつけることは(少なくとも現段階では)できないし、病気との関連も不明ですが、今後研究が進めばこういったことに応用されるかもしれません

元の論文
Common genetic variants influence human subcortical brain structures
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