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睡眠中に記憶を作る

驚いたことに、睡眠中に人為的な記憶を生み出すことができるという報告がありました。マウスで睡眠中に特定の場所と報酬との関連付けをさせることに成功し、起きた後も関連付けに基づいてマウスは行動したそうです。

脳の海馬に場所細胞という細胞があり、動物が特定の場所にいるとき、例えば右隅、左中央などにいるときに活性化します。(場所細胞の発見は昨年のノーベル賞になっています。)起きているに作られた場所細胞の活性化パターンは睡眠中にも再生され、動物の行動範囲に関する認知地図を作り上げるのに役立つと考えられています。著者らは、寝ている5匹のマウス5匹に特定の場所で活性化する場所細胞を活性化させつつ、同時に脳の報酬経路を刺激しました。これにより、特定の場所に行ったときだけ、報酬を受け取れるという記憶を作り出そうとしたのです。。コントロールのマウス2匹には報酬に関係のない刺激を与えました。マウスが目覚めたとき、報酬刺激と場所細胞の活性化をさせたマウスのみが、その場所細胞で決まった特定の場所で過ごす時間が多くなりました。つまり、睡眠中のマウスにこの場所に行けば報酬をもらえるという記憶を人為的につくりだせたと考えられます。

これまでに、マウスで光遺伝学的手法を使って、記憶を人為的に操作できることが示されていましたが、睡眠中の動物で記憶の操作に成功したのは初めてです。ヒトで起こり得るのかは、わかりませんが期待し出来そうです。

元の論文
Explicit memory creation during sleep demonstrates a causal role of place cells in navigation
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