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放射線障害治療薬が開発される

情報元
Drug Could Protect Against Radiation Exposure

残念なことではありますが、日本は原爆と福島第一原発のために世界有数の被爆国です。ご存知の通り、大量の放射線に被曝すると血液系をはじめとして腸などの腹部に影響が出てき吐き気等を引き起こし、重度の場合死亡します。しかし、体に影響がでるほど被曝した場合、これといった治療法がありません。

これまで、HIF1とHIF2というタンパク質はストレスを受けた際の整腸作用にかかわるタンパク質として知られていました。今回、これが放射線による腸の影響を沈める作用があるのではということで始めました。まずHIF1とHIF2を制御するPHDをノックアウトすると、HIF1とHIF2の発現が高くなり、致死量の放射線を浴びても70%のマウスが生き残ることができました。次にこれと同じ状態を薬で再現しようと、PHDタンパク質を阻害するdimethyloxalylglycine (DMOG)という化合物を合成しました。これを投与すると、ノックアウト同様、マウスが致死量の放射線を浴びても約3分の2のマウスが生き残れるようになりました。しかも、放射線を浴びて24hたった後に投与しても効果がありました。残念ながら腫瘍形成を防ぐことはできませんでしたが、腸を回復させるのを助ける作用はありました。

今回の発見はまだマウスでの実験ですので人での作用は不明です。しかし、放射線を浴びた後に投与しても効果があったということで、予期せず浴びてしまった場合の対処法となるでしょう。もちろん浴びないことが一番ですが。

元の論文
PHD Inhibition Mitigates and Protects Against Radiation-Induced Gastrointestinal Toxicity via HIF2
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