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ネズミだって後悔する。

情報元
Rats Regret Bad Decisions

みなさんも過去を振り返ってあの時こうしておけばと後悔することがあるかと思います。後悔は精神のタイムトラベルとも言われ、過去や未来の心の状態を想像しているわけす。後悔は比較的高等な動物である霊長類にしかないものだと考えられてきました。しかし、今回げっ歯類であるラットも後悔するということがわかりました。

今回の実験ではレストラン街と呼ばれる実験を行いました。図を見てもらえばわかると思いますが、基本は円形の台でその端4か所にそれぞれ奥まで行けるところがあります。この端の奥に餌が置いてあり、どれを食べるか4箇所の中から選ばせるというものです。ただし、今回はえさには通常のえさと、チェリー、バナナ、チョコレートの風味を付けたものの4種類を用意し、端の4か所におきました。さらに、奥まで行ってもすぐには餌は出てこず、餌やり機の前で止まると音が出てある程度(1-45秒)待つとえさが出てくるという仕組みにしました。どのくらい待たなければならないかはランダムに決まりますが、待ち時間の長さは音の高さでわかるようになって、もし動いてしまえばカウントダウンは止まり、餌は出てきません。餌やりの時間は一日一時間と決められていて、円形の台は反時計回りに回らなければならない、下手に動いたら時間の無駄になるため、餌を選びは味の好みと、どのくらい待たなければならないかという2点に基づいて十分に考えてからラットは選びます。ラットにはまず、どこにどの餌があるかを覚えさせ、どの味ならどのくらい待てるかを調べました(当然個体差はありました)。慣れてくると、音と給餌までの時間の関係ややどこにどの味があるかを覚えます。そして時には餌が出るのを待たずに、次のところに移動した時にもっと条件が悪い状況に出くわします(好みの味じゃなく、待ち時間も長い時)。そんな時にラットは後ろを振り返ったり、眼窩前頭皮質と線条体という報酬計算に関わる領域の活性パターンがひとつ前の時に出てくるようなパターンを示しており、ラットは頭の中でもし前のところで餌をもらっていたらと考え、後悔していることがわかりました。そのうえ、ラットは今いるところのえさを普段なら待たないほど長い時間でも待って、さっさと目の前にあるえさを消費しようとしていました。ただ、反応は一様ではなく、目の前のえさだけに注目するラットもいれば、次のことを考えているマウスもいました。

誰だって後悔するようなことはしたくないため、ターニングポイントに立たされてどうするべきか自分の意思を決める時に後悔は重要な要因になります。意思決定の研究にラットのような比較的手軽に飼育できる動物が使えるというのは、研究者にとってありがたい話だとおもいます。薬物中毒等になると正常な意思決定ができなくなるので、このような治療に向けた研究にも使えるかも。私たちもラーメン屋に行こうという時に、込み具合と味の好みを天秤にかけて悩んだりしますが、ラットだっておんなじように悩んでるんです。もしかしたらあのミ○キーマウスだって。
sn-rats.jpg
(画像は情報元より引用)
元の論文
http://www.nature.com/neuro/journal/vaop/ncurrent/full/nn.3740.html
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