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愛のホルモンは若返りのホルモンでもある

過去に輸血またはGDF11で若返るという論文を紹介しましたが、今回ホルモンでも筋肉が若返ることが明らかとなりました。

筋肉は歳とともに衰えますが、輸血で若返るという報告があったため、血液を流れるホルモンに注目しました。今回注目したのはオキシトシン。オキシトシンは愛のホルモンとも呼ばれ、授乳や出産の時などに重要な役割となります。このホルモンが出ているときは一緒にいる人に対し信頼し、協力的になると言われています。このオキシトシンというホルモンの分泌量は歳とともに減少していくことが分かりました。さらにオキシトシンが筋肉の再生や維持に必要であることが分かりました。若いマウスでもオキシトシンのシグナルを阻害すると筋肉が衰え、逆に投与すると老化した筋幹細胞の再生がMAPK/ERKシグナルを通して起きていました。オキシトシンを作れないノックアウトマウスは正常な発生をするものの、サルコペニアという筋肉が低下する病気になっていました。

ヒトで効く保障はまだありませんが、オキシトシンは既に陣痛促進剤として使われて、輸血やGDF11の投与よりも実際に使う上での障壁は少ないのではないでしょうか。ただし、妊娠している女性は早産になってしまう可能性もあり投与すべきではないと思うし、オキシトシンを嗅ぐと周りにいる人を盲目的に信じてしまうそうなので、詐欺に合いやすくなってしまうかもしれません。そんなわけで安全性のほかにも社会的な問題も起こりうるものの、非常に興味深いです。若くいる秘訣は恋をすることなんていいますが、そこにはオキシトシンによる筋肉の再生が関わっていたのかもしれません。

元の論文
Oxytocin is an age-specific circulating hormone that is necessary for muscle maintenance and regeneration
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テーマ:自然科学 - ジャンル:学問・文化・芸術

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